青森県には、全国に誇れる「本物」がたくさんあります。
真面目で正直、まっすぐな人が多いから、
そのひたむきさが実を結ぶのでしょう。
そんな「青森県のプレミアム」をご紹介します。
「青森県のプレミアムに出会う」- 綜合警備保障株式会社(ALSOK)伊調 馨(いちょう・かおり)さん
本州最北端から、何やら聞こえる気持ちのいい音。カシャッ、カシャッ。活写ッ、活写ッ。それは青森県の、あっちにもこっちにもある「何これ、スゴい!」「おいし!」「うわ、かっこいい!」「キレイ!」「楽しい!」「癒される!」「面白い!」などなど、思わず声をあげてしまうものを撮影していた音なのでした。そうして出来上がったこの冊子。青森県の魅力あふれるモノやコトやヒトをいきいきとした写真で描き出した一冊です。ページをめくって「おっ!」とか「へえーっ」とか感じたら、その時きっと、あなたの中にも活写ッと気持ちのいい音が響いてきますよ。
写真家・浅田政志さん 浅田さんは、1979年三重県生まれ。写真集『浅田家』で木村伊兵衛写真賞を受賞後、「家族」や「地方」をテーマにしながらユーモアと温かみにあふれた写真を撮り続けています。この『青森活写ッ!』でも、青森県のあっちで、こっちで、被写体の皆さんと「ワッハッハ」と楽しくお話ししながら、いきいきした表情を活写ッ!してくれました。
http://www.asadamasashi.com/“青森県のプレミアムに出会う”。一瞬、セレブ気分を味わえるスポット巡りかと思いましたが、撮影していくと実に奥が深いテーマだと気づきました。例えば館鼻岸壁朝市。容器から完全にあふれ出る特盛り焼きそばを売るおばあちゃんは、朝市開設時から毎週お店に立っているそう。そして鰺ヶ沢では我が人生でトップ5に入る寒気。海風に撮影のかけ声をかき消されながら、気づいたことがあります。プレミアムは一日にしてならず。古の三内丸山遺跡からはじまり、環境と向き合い積み重ねた経験や暮らし。それを発想豊かに前向きに切り開き、今に伝える人々が存在するから、僕も青森の風土と出会えるのだと。青森県のプレミアム、その息吹をこの本でお伝えできればこれほど嬉しいことはありません。浅田政志